先般、北九州の不動産中央情報センターという、13,000戸も管理をしている会社へ訪問しました。
以前から、全国的にも有名な会社で、古くから賃貸管理業としての先駆者的な会社であることは知っていました。
社内を見学し、この会社が10数年前に高齢化社会を見据え、建設した「高齢者賃貸マンション 壱番館」の視察をさせていただきました。
まず、入口から広いエントランス、グランドピアノ、開放型の受付が印象的で、入居者の高齢者の方がいらっしゃいましたが、皆さん本当に明るく上品そうに見え、きっとこのマンションに住んで快適に過ごしているんだなぁと私は感じました。
2階の会議室で社長(浜村美和さん 32歳)がプレゼンをしながら、私たちに会社の概要といま会社が目指していることに対してわかりやすく説明をしていただきました。
その後部屋を見せていただきました。
ヨーロッパ風の通路と入口でした。しかし、お部屋はとって、明るく和室があり、高齢者にはとっても快適だと感じました。築年数は経っているのに、まったくその古さを感じさせない清潔感のあるものでした。
また、食堂や趣味の部屋など、共用部分もしっかり設け、高齢者の生活の快適さと生きがいの部分をもしっかり考えたものになっていました。
お聞きすると、昨年にやっと満室になったのですが、現在は空き待ちの状態だそうです。
ある意味とっても感心しました。今の社長のお父様がプランをされ、ほとんどボランティアの気持ちで建設され、昨年お亡くなりになられたそうです。10年以上空室があったということは、私だったらすぐ普通の賃貸マンションとして一般の方へ募集をかけるところを目的「高齢者に快適な生活を送ってほしい」という信念を通し続けたことに感銘を受けました。なかなかできないことですよね。
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